PLO
妊娠・授乳関連骨粗鬆症(PLO)
Pregnancy and Lactation-Associated Osteoporosis。妊娠後期から産後・授乳期にかけて骨が弱くなり、骨折を起こすことがある、まれな状態です。
患者さんからのご質問
産後の強い腰痛は、よくあることですか?
腰痛自体は珍しくありません。ただし、強い痛みが続く、背中まで痛む、身長が縮んだ感じがする場合などは、骨折を含む原因の確認が必要なことがあります。
こんな症状はありませんか?
- 妊娠後期・産後・授乳中に強い腰背部痛が始まった
- 寝返りや抱っこ、起き上がりで強く痛む
- 痛みが長引き、日常生活に支障がある
- 以前より身長が縮んだように感じる
PLOとは
妊娠・授乳に伴う体の変化と関連して骨量が低下し、特に背骨などに脆弱性骨折が生じることがある、まれな状態です。一般的な産後の腰痛と症状だけで区別することは難しく、診察と必要な検査で判断します。
診察と検査
痛みの始まり、妊娠・出産・授乳の経過、服薬、既往歴などを確認します。妊娠中は母体と胎児の状況を踏まえて検査を慎重に選びます。産後は、必要に応じてレントゲン、腰椎・大腿骨のDXA骨密度検査、採血などを組み合わせます。
治療について
骨折の有無、骨密度、授乳状況、今後の妊娠希望などを踏まえ、個別に方針を検討します。PLOはまれで研究情報も限られるため、必要に応じて専門医療機関と連携します。
大切なこと
PLOはまれであり、産後の腰痛の多くがPLOというわけではありません。一方、強い痛みを「産後だから」と我慢し続けないことも大切です。